2006年04月29日

高速道路全線建設の舞台裏

先日のNHKスペシャル“全線建設”はこうして決まったを見られた方も多いと思うが、やはり高速道路建設については、触れずにはいられない。

民営化によって採算を重視するので無駄な道路はもう作られないであろうという国民の期待もむなしく、民営化以前の整備計画9342kmすべてを建設するという方針が発表されたのは記憶に新しいところだ。

番組では、民営化会社の一つである中日本高速道路と地方自治体(山梨県,山梨県南部町,福井県)と国土交通省の話し合いの中で高速道路の建設が決まっていた流れを紹介していた。

簡単に言うと道路建設は必ず作るという結果は最初から決まっており、誰が費用を負担するのかを、三者が取決めたという事だ。
民営化会社:採算性が低い道路は新直轄方式で自治体及び国に作らせたい
国及び地方自治体:できるだけ民営化会社で作らせたい


民営化会社が作れば料金による国民負担、新直轄では、税金による国民負担という事だ。

いずれにしてもお金の出処は国民であることだ。

どちらにしても負担は大きいのだが、民営化会社の負担を大きくする方が、より最悪なシナリオになると思う。
理由は国鉄の民営化のケースと同じである。
国鉄の民営化の際、国鉄時代の債務の償還は1987年当初、国民負担56%JR負担44%だったのが、10年後の1998年には、国民負担85%JR負担15%に摩り替わったのだ。
国鉄の債務が当時25.5兆円に対して、日本高速道路保有債務返済機構の債務残高が40兆円
考えただけで、ぞっとする数字ではないか。

作る事が決まったからといって、このまま作らせてよいのか?止める手段はないのか・・・。微力ながら悪あがきはしてみよう。
posted by 税金知郎 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 無駄な公共事業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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